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皮膚の病気 「白癬」

2022年02月10日

■水虫も爪白癬も、どちらも同じ菌による皮膚感染症
  真菌(カビ)の一種である皮膚糸状菌(白癬菌)が皮膚に感染して起こる病気。病変の部位
  により、足白癬(水虫)、爪白癬(爪の水虫)、手白癬(手の水虫)、体部白癬(ゼニたむ
  し)、股部白癬(いんきんたむし)、頭部白癬(しらくも)、ケルスス禿瘡などに分類。皮
  膚科では比較的多い病気で、外来の患者さんの10~15%を占めます。白癬菌はじゅうた
  ん、畳、寝具、足拭きマット、靴やスリッパなど、ありとあらゆるところに潜伏しているの
  で、掃除や洗濯をまめにする。また、感染予防のため、枕・タオル・足拭きマット・スリッ
  パなどは本人専用にし、共有しない。身体を清潔にし、とくに足の指の間はしっかり洗い、
  きちんと拭いてよく乾燥。温度・湿度が高い環境で繁殖が活発になるため、梅雨から夏はと
  くに注意が必要。

◇症状◇
  【足白癬】●激しいかゆみ●足の指の間が赤く腫れる●足裏に水疱ができる●足裏・かかとの
   角質が硬くなる
  【爪白癬】●爪が厚くなり、白濁する
  【体部白癬】●赤い湿疹ができ、輪状に広がる
  【頭部白癬】●頭皮の炎症と脱毛。頭部白癬にステロイド薬を外用し重症化したのがケルズ
   ス禿瘡

◇治療法◇
  薬物療法:抗真菌薬、抗白癬剤
  ※角質増殖型足白癬、爪白癬、ケルズス禿瘡など、あるいは広範囲、難治性、再発性の症例
  では内服薬も使用

★高齢者には注意が必要です★
  症状が改善したからといって自己判断で治療をやめない。
  菌が無くなるまで、医師の指示に従い治療を継続する。

☑アセスメントのポイント
  ●糖尿病など注意を要する基礎疾患はないか

  ●感染対策への本人の理解はどうか

  ●治療の状況の確認

🌸ケアプラン作成のツボ🌸
  今後の見通しと支援
   白癬があると、患部から別の細菌に感染しやすい。
   特に糖尿病の基礎疾患がある人は注意

  日常生活の留意点
   ●白癬は感染するため、足の爪切り、スリッパや足拭きマットなどの共用は避ける。
    床もよく拭いて清潔を保つ
   ●症状がなくなっても菌が角質内に残存していることがある。医師の指示に従い治療を
   継続すること。自己判断で止めないことが必要。
   ●患部は石けんでよく洗い、清潔を保つ
   ●足の通気性を良くする
 
  医療連携のポイント

   医師の指示通りの通院や検査を継続

  副作用・治療の影響
   爪白癬の服用薬は肝臓に負担がかかるため内服中1か月に1回は肝機能の検査を行う

     

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