須賀川市、鏡石町、郡山市の訪問鍼灸マッサージ|KEiROW(ケイロウ)須賀川・郡山ステーション

KEiROW須賀川・郡山ステーション
KEiROW

須賀川・郡山ステーション

皮膚の病気 「褥瘡」

2024年11月15日

■寝たきりや車いすの状態で起こりやすい皮膚の損傷
 持続的な圧迫によって、組織の血流が減少・消失し、虚血状態、低酸素状態になって、組織の
 壊死が起こった状態です。寝たきりや麻痺などで体位を変えられない人にできます。腰の仙骨
 部や足の踵の部分、骨が突出している部分など、圧迫を受ける部分に現れます。栄養不良状態
 があると創(傷)が治りにくくなり、慢性化しやすくなります。汗や失禁などの身体の汚れ、
 栄養状態の悪化、他の疾患によって活動性が低下していることなども発症の原因。重症化する
 前に対処することと、予防が重要。

◇症状◇
 【初期】●皮膚の発赤●ただれ●内出血●水疱(すいほう)(水ぶくれ)
 【重篤期】●皮下脂肪への傷の拡大●膿瘍●壊死●骨の欠損
 【合併症】●むくみ●敗血症●低たんぱく血症

◇治療法◇
 薬物療法:傷の保護、抗炎症、感染抑制などの薬物を用いる
 リハビリテーション:予防的に取り組む
 体圧分散・体位変換:同部位が圧迫され続けるのを避ける。
           体圧分散用具を用いて定期的に体位変換を行う
 清潔保持:身体の清潔保持及び寝具の交換
 栄養管理:十分なカロリー、たんぱく質の摂取が必要

★高齢者には注意が必要です★
 ①老化のため、皮下脂肪・筋肉量が低下し、血管自体ももろくなっており、
 褥瘡ができやすい
 ②重症化すると手術も成功しにくいため、予防や早期治療が重要

☑アセスメントのポイント
 ●褥瘡の発生原因(身体的・社会的要因)は何か
 ●基礎疾患、薬剤の使用状況の確認
 ●介護力はどの程度あるか

🌸ケアプラン作成のツボ🌸
 今後の見通しと支援
  褥瘡では、体重による局所への圧迫を取り除くほか、栄養管理、皮膚の清潔といった
  全身への対応が重要。介護力不足など社会的要因にも着目し、多職種と連携して対応。

 日常生活の留意点
  ●体位変換や福祉用具の使用により、体重による圧迫を分散
  ●入浴ができない場合は清拭により皮膚の清潔を保持
  ●低栄養も褥瘡の発生要因となるため、高たんぱく、高カロリー、
  高ビタミン食で栄養補給
  ●発生している褥瘡については、医師や看護師による適切な処置が必要
  ●家族や介護者に、褥瘡予防のための介護知識やスキルを指導したり、
  必要なサービス導入を提案したりして、二次的発生を防ぐ

 医療連携のポイント
  ●発生した褥瘡の処置、治療

 副作用・治療の影響
  細菌感染による褥瘡感染症に注意

  


 

お問い合わせ・ご相談は

会員様専用ページ

ホーム

お電話でのお問い合わせ