須賀川市、鏡石町、郡山市の訪問鍼灸マッサージ|KEiROW(ケイロウ)須賀川・郡山ステーション

WEB予約

須賀川・郡山ステーション

感覚器官の病気 「顎関節症」

2023年12月15日

■痛くて口が大きく開けられない、カクカクする
  顎関節症とは、顎の関節を構成する骨・筋肉・靭帯などのバランスが崩れて顎関節周囲に痛
  みや障害が起こることをいう。原因は様々あり、噛み合わせが悪い、歯の喪失、歯痛、頭部
  や頸部の外傷などのほか、うつぶせ寝や歯ぎしり、歯を噛みしめる、いつも同じ側の歯で食
  べ物を噛む、ほおづえをつくなどの日常の癖や動作も原因となる。
  自然に症状が軽減することがあるので、痛みが無く日常生活に支障がなければ、積極的な治
  療は必要ない。 

◇症状◇
  ●顎が痛む(顎関節通】●口が開かない(開口障害)●顎を動かすと音がする(顎関節雑音)
  ●顎のゆがみ、変形●顎の違和感●噛み合わせの違和感、ずれ

◇治療法◇
  ●薬物療法 鎮痛剤、筋弛緩剤の投与
  ●スプリント療法 スプリント(歯列全体にかぶせるプラスチックの板)を使用し、
  噛みしめ時の顎関節の負担を軽くする
  ●(上記治療でも痛みが軽快しない場合)関節の中(関節腔内)に局所麻酔をし、ずれた関節
  円板を徒手的に治す
  ●(炎症がひどい場合)注射で関節の中を洗い、潤滑剤を注入する

★高齢者には注意が必要です★
   ①フランスパン・タコ・イカ・ビーフジャーキーなどの硬い食品や大きな食品を避ける。
   フルートヤサキソホン、バイオリンなどの演奏、格闘技やスキューバダイビングなどを控
   え、顎関節に負担をかけないようにする
   ②顎関節の体操や筋肉のマッサージを行うことも有効

☑アセスメントのポイント
   ●顎関節の痛みの状況はどうか

   ●食事内容や食事の状況はどうか

   ●顎の負担をかける日常生活上の癖はないか

🌸ケアプラン作成のツボ🌸
   今後の見通しと支援
    適切な治療を行えば、多くは改善します。
    顎を安静にし、顎に負担をかけるような癖がある場合は自覚して改善します。
    また、硬い食物を避けて痛みを和らげる工夫をします
   日常生活の留意点 
    ●日中のくいしばりなどの癖がある場合は、意識して改善できるように働きかけます   
    ●顎が前に出る姿勢、猫背、頬杖は顎関節に悪いと言われます 
    ● 食事の際は必ず左右の歯で同時に噛むように勧めます
    ●緊張の強い部分を温湿布します
    ●寝るときの姿勢は、うつ伏せより仰臥位の方が良いです
    ●本人ができる顎の体操などを取り入れましょう
  
  医療連携のポイント
    ●日常的にできる体操などについての評価
    ●歯科治療の必要性、治療方針を確認

  

会員様専用ページ

ホーム

お電話でのお問い合わせ